不動産投資を成功させるポイント
目次
計画性
投資計画を立てる
不動産投資においては、投資計画を立てることが大切です。
立地条件はどうか、どのような用途が適しているか、どのような規模で建築するか、などを検討していきます。
しかし、建築を伴う不動産投資は億単位の資金が必要となってくるので、初期の負担が大きくなり簡単ではありません。最近では、建築済みの物件を購入する場合が一般的となっています。
この場合、すでに建物は建築されているため、資金の計画を立てます。不動産事業が開始するまでの資金について、費用の総額とその準備にかかる諸費用を確認し、用意しておきます。
その後、収入と維持などにかかる経費を予測するために収支計画を立てます。収入は賃貸人から受け取る賃料が中心です。費用としては、管理費、税金、借入金の返済、修繕積立金などがあります。
投資計画は、資金計画と収支計画を1年5年単位で見直して実施していくことが不可欠で 。
不動産投資は「インカムゲイン」が中心
不動産投資に限らず、投資の収益タイプは基本的に2つです。
投資対象が生み出す運用収益を示すインカムゲイン(配当収入や賃料収入)と、投資対象が値上がりした際の元本との差額であるキャピタルゲイン(売却益)です。
現物不動産投資ではインカムゲインが中心です。
毎月ほぼ一定しており、安定した収入が得られます。この賃料収入が不動産投資の収益を左右します。そのため、現状の不動産投資は、マンションでもオフィスビルでも賃料収入を目的とした投資が一般的となっています。
不動産投資は比較的長期間に渡って行うものであり、一度実行すれば安易に変更できないという面もあります。その弱点を補うためには計画が重要になります。
いざという時には物件を売却すれば何とかなるという考え方は危険です。不動産はもともと流動性が低く、事業運営がうまくいってなければ、さらに売れにくくなり、安く買い叩かれるという悪循環を生みます。
第三者や不動産会社などの専門家の意見を取り入れ、客観的に数字で判断し、採算性を適切に判断することが、不動産投資で成功するために重要です。